Q&A

Q:こども園ってなんですか?

A:保育園と幼稚園の両方の良さを併せ持ち、保育と教育を一体的に行う施設です。1号認定(幼稚園枠)では、3歳の誕生日がきた翌月から入園可能です(保育料無償)。また、少子化によって子どもやきょうだいの人数が減る中、子どもの成長にとって非常に大切な「集団生活」や「異年齢交流」を、親の就労に関係なく地域の子どもたちに対して平等に用意するための施設でもあります。

Q:青山こども園はどんな園ですか?

A:子どもの主体性を育むこども園です。その子らしさを保障するために、多様な場面で子どもが「選択」する機会を設け、遊びや生活の計画に加わる「参画」をしてもらいます。また、「見守る保育 藤森メソッド」という保育方法を基盤に、子どもの今の発達を把握して(見る)、次の発達に必要な環境を整え遊びを保障し(守る)、その子がその子らしく、意欲的で、社会でより良く生きようとする子どもたちを育成し、その子の人生がより豊かになるようなサポートをしていきます。そして、私たちは、これまでの自分の成功体験にとらわれず、目の前の子の好奇心や興味関心に寄り添い、発達に応じた学びの支援を大切にしています。

Q:園を見学できますか?

A:はい。ご連絡の上いつでもご来園ください。担当者が園内をご案内いたします。℡0291-32-2733
園のInstagramもぜひご覧ください。
茨城新聞/建設工業新聞にて掲載された記事はこちら

Q:保育参観はありますか?

A:年に6日間あります。当園では、普段の様子が観察できるよう、扉に目隠し加工を行っています。来園の際は、お子さんに見つからないようにご配慮ください。参観日以外にも、お子さんの園での様子が気になれば、ご連絡の上いつでもご参観ください。

Q:トイレトレーニングはいつから始めればいいですか?

A:「お子さんの心身の発達が進み、準備が整った時」だと言われています。具体的には、いつものおむつ替えのタイミングでおしっこが出ていなく、膀胱機能が発達しておしっこを溜められるようになってきた頃や、股を押さえモジモジしたりおしっこの意思表示をし始めたら、トイレトレーニングの合図だと判断しています。また、ズボンの着脱ができないと子どもの負担が増えてしまいますので、衣服の着脱という身辺自立も重要です。トイレトレーニングの目標は【自分の意思でトイレに行って排泄できること】です。大人の誘導によって失敗を回避させようとしてしまいがちですが、それよりも、トイレに関する絵本や楽しいトイレ空間の装飾等によって、トイレに興味関心を持つことが大切です。そのため当園では、一斉に何歳から始めるということはなく、個々の心身の発達具合を見て、個人差に応じて声かけや必要な促しをしていきます。補足として、おしっこができるからといって、うんちもトイレでできるとは限らないということも、認識しておく必要があります。

Q:昼食の「セミバイキング」ってなんですか?

A:「バイキング」は一般的に、人と関わらずに好きなものを取っていくスタイルですが、「セミバイキング」では、自分で何をどれくらい食べるかを配膳者に主張してもらいます。この機会によって、どの子も必ず一日に一度は自分の意志を人に伝える機会を持ちます。 それを受けた保育者は、その主張をもとに「これが嫌いなんだね」「今日は少ないね。具合悪いの?」「これ美味しいよね」「朝ごはん食べた?」などの会話で、子どもたちの生活や体調を知ることになり、今後の食育計画の参考にしていきます。子どもの好き嫌いを承認しながらも、子どもが抵抗を示す食材への関心を深めるため、【栽培・調理・共食】の三本柱をもとに、畑で一緒に育て、クッキングをし、皆で楽しく食べるという一連の流れを大切にしています。当園のそういった活動が、【いばらき保育の魅力コンテスト】で入選されました。(入選テーマ:子ども主体の楽しい食育)

Q:嫌いなものを除いていたら、好き嫌いが直らないんじゃないですか?

A:好き嫌いをなくそうと、大人が一生懸命に食べさせようとする気持ちはわかります。しかし、その気持ちが強いほど、好き嫌いのある子は憂鬱になっていくでしょう。そんな状態ではいくら励まして食べさせようとしても、その食べ物が好きになるわけではありません。ある調査では、園の嫌な思い出No.1に昼食があげられていました。まず、食事を待ち遠しい楽しみな時間にしなくてはなりません。それには、好きなものを好きなだけ食べられるという期待が持てるようにしなくてはいけません。 そのために、自分で量を注文し、自分から嫌いなものを指示し、それだけを取り除いてもらえるという安心感を持ってもらいます。だからといって、園では何もしないということではありません。苦手な食材にも関心が持てるよう、食に触れられる・興味関心を刺激する食育活動に力を入れています。そして、「楽しい食事」を心がけ、隣りで美味しそうに食べている友だちの姿を見たり、友だちと楽しい会話をしながら食べることで、嫌いなものも思わず食べてしまったり、次第に食べてみようかなという気持ちになってきます。

Q:3歳児の母です。家でのかんしゃくがひどく、物を投げたりします。それはダメだよと話をしようとしても聞く耳を持ってくれません。どうすればいいでしょうか。

A:かんしゃくが始まると気分が落ち込みますよね。前提として、かんしゃく行動の原因は何なのかを把握することが大事ですが、そういった物を投げる背景には、主に2つの理由があるとされています。まず一つ目は「親の気を引きたい」場合です。何度かその行動をして、親の注目を得た経験があると、その方法を使って親の関心が自分に向くように行動するようになってしまいます。そのため、少し距離と時間を置く、危険がないところでそっとしておくなど、普段取らない対応をしてみると良いかもしれません。二つ目は「まだうまく感情のコントロールができない」場合です。脳の前頭葉が発達することで感情をコントロールすることができるようになります。そのため、その機能が発達するまでは「お外行く?」「この玩具で遊ぶ?」などと、別の何かで気をそらしたり、納得いくまでチャレンジさせたりすることが大切だと言われています。そして、大人が「自分がスケジュール通りに動きたい」「自分の言うことは必ず守らせたい」などといった気持ちが強すぎると、子どものわがままがエスカレートする傾向がありますので注意したいところです。どうしても、我が子のかんしゃく行動のみに目が行きがちですが、かんしゃくを起こしていない普段の何気ない会話の際「ママのお話し聞いてくれてありがとう」「そうやって言葉で伝えてくれると、お母さん嬉しい」「これってどうやって使うんだっけ?(投げるものではないことを自ら気づかせる)」などと伝えておくことも重要だと言われています。